秩父市議会議員 清野和彦ニュース
■2022年冬号 Vol.27
秩父はもっといいまちになる。秩父をもっといいまちにする。
秩父市議会議員 清野和彦
愛する秩父の未来のために。
令和4年4月の秩父市議会議員選挙にて、多くの市民の皆様のご支援を賜り、秩父市議会3期目の当選を果たすことができました。
新たな市議会では、福祉、医療、教育などの分野を担当する文教福祉委員会の委員長を拝命するとともに、ごみ処理や上水道といった皆様の日々の暮らしに直結する事業を行う秩父広域市町村圏組合の議会議員としても選出いただきました。
私は確信しています。秩父はもっといいまちになる、と。
地域社会に好循環を生み出すためには、市民の皆様の暮らしを支える努力と工夫をより丁寧に重ねること、秩父の場所と人の力を最大限に活かすことが必要です。
このまちの未来を一緒につくりましょう。このまちに前向きな変化を起こしましょう。秩父をもっといいまちにするために、覚悟を持って、全身全霊で未来に立ち向かいます。
真剣に! 全力で! 秩父市議会で質問・提案!
増える不登校・あらためて「学び」とは何かを考える時
我が国では、不登校の児童生徒が増えており、秩父市でも同じような傾向にあります。
市や教育委員会として、どのような姿を目指していくことが望ましいと考えるか。教育長からは「不登校児童生徒への支援の視点としては、学校へ登校することを目指しつつも、登校のみを目標とせず、中長期的な視点に立ち、児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて、社会的に自立することを目指していくことが望ましい。」といった答弁をいただきました。
今一度、地域の中でどのようにして学びの機会をつくり、確保していくか、というテーマに真剣に向き合う時が来ています。
子どもたちが、障がいがあってもなくても、穏やかに暮らし続けていける環境を
現在、県立秩父特別支援学校の高等部に在籍している4名の医療的ケア児の生徒が学校を卒業する令和7年3月以降の日中活動の場が確保できていません。
市としては、秩父地域自立支援協議会の「そだてる 部会」で「医療的ケア児が地域で安心して楽しく暮らすために」をテーマに検討を開始し、令和6年度末の寺尾にあるにじいろテラス内の「ふぁいん・ユー」での受入れ拡大と他事業所での受入れ開始を実現したいと考えている、とのことです。
また、医療的ケア児が利用できる放課後等デイサービスが秩父地域にはなく、その開設は長年にわたる願いとなっています。開設に向けて、提案を続けます。
全国植樹祭は森林への愛情を培う機会に
令和7年に秩父ミューズパークにて開催される予定の第75回全国植樹祭。この全国植樹祭に 向けた準備と当日の成功が新たな秩父地域をつくる大きな契機となるでしょう。
全国植樹祭は、国民の森林に対する愛情を培うことを目的に毎年開催されています。その理念を市としても強く認識し、秩父地域の森林保全や林業活性化の躍進の機会となることを期待します。
秩父広域市町村圏組合議会でも一般質問に登壇!
秩父広域市町村圏組合は、昭和45年に発足以来、秩父地域にお住まいの皆様の日々の暮らしに直結するごみ処理や消防業務、上水道事業を担っています。
組合には、秩父地域一市四町の議員からなる「組合議会」があり、7月22日に開催された組合 議会で、初めての一般質問に登壇しました。
組合の将来に向けたビジョンは?
社会の変化の中で、中長期的にどのようなビジョンを持って組合の運営や事業の実施をしていくことが望ましいと考えるか。
組合の事務局からは、
■秩父地域では人口減少や少子高齢化が進み、社会構造や生活環境、住民意識が変化し、行政に対するニーズが多様化、高度化する中で、基礎自治体である構成市町の役割は大きいが、公共施設等の老朽化や厳しい財政状況に直面しており、将来にわたる既存の住民サービスの維持、提供の継続が喫緊の課題である。
■住民が安心して快適な生活を営むことができるように、行政コストを下げ、効率化を図るという観点から、当組合のような一部事務組合による事務事業の実施は有効な選択肢の一つである。
■組合においては、所管する各事務事業を将来にわたりしっかりと維持、提供することに努めるとともに、約8割の財源を構成市町の負担金で賄っていることから、より一層の効果的、効率的な予算執行に努めたい。
という見解をご答弁いただきました。
秩父地域の将来に向けて、広域市町村圏組合の果たす役割は、今後より大きなものになるでしょう。組合の事業に関する住民の皆様への情報発信を強化し、理解の醸成がより一層進むことを願います。
未来を見据えごみ処理事業・上水道事業について質問&提案
秩父地域のごみ処理事業について、国全体で脱プラスチックが進む中での今後のごみ分別のあり方や、実質的な家計の負担となっている有料ごみ袋の料金見直しの可能性はあるのか、について質問、提案をしました。
また、これからの上水道事業の展望について、地域全体の人口減少にどのように対処していくか、山間地域への給水をどのように確保、維持できるか、が上水道事業をめぐる二つの大きなテーマであるということを質問を通じて確認しました。
住民の皆様が、安心して健やかに暮らし続けられるように、積極的に研究し、提案を続けます。
秩父市議会 会派「新政ちちぶ」誕生。
令和4年5月1日付で、秩父市議会に新しい会派「新政ちちぶ」を設立しました。
新政ちちぶは「清く正しく和をもって、このまちの変革の起点となる」ことを使命とし、政治の変革を願う市民の皆様の想いを束ね、わかりやすく情報を発信し、皆様の声を活かしてかたちにするために提案し、実現を見つめて実践します。
新政ちちぶは、会派に所属する議員のそれぞれの考え方や個性を活かし、前例にとらわれず未来に向けたアクションプランを考えます。市の総合振興計画を重視しながら、職員の皆様と目線を合わせて活動します。
会派の会長に清野が就任し、幹事長 小松穂波議員、議長就任のため会派離脱中となっている相談役堀口義正議員の3人でスタートしました。
ご指導ご鞭撻を賜りますよう、何卒、よろしくお願い申し上げます。
キヨの一句
コロナ禍を超えて祭を未来へと
令和四年度秩父川瀬祭では熊木町行事長を務めさせていただきました。
祭には秩父に暮らす私たちの心の奥底にある「祝い」と「願い」があります。
先人から受け継がれてきたものを、未来に手渡すために、これからも力を尽くして参ります。